作家活動への道、指導者への道
2年間本校で修行を積んだ生徒たちは目標新たに道を歩み出します。
作家活動
これまで学んだ知識や技術をさらに深め創作活動をライフワークとし、書を学びます。書家としてのスタートラインに立つことになり、県内外の公募展への出品も可能です。本校の卒業生から日展作家も輩出しています。
書道教室を開講
本校の母体である関西書芸院の支部長となり、自宅や公民館等で書道教室を開くことができます。毎月発行している競書雑誌「関西書芸」を利用し、子どもから大人まで指導できるようになっています。また定期的な「指導者講習会」を実施しており、指導者への勉強の機会を作っています。
専攻科へ
進学
専攻科では「師範」の免状を取得できます(卒業時試験有り)2年間で学んだことをさらに深めるために進学される方が多いです。より専門的に、もっと上の資格を目指して学びたい方にはおすすめしています。
聴講生で
専門分野を強化
本校の授業を1教科から選択し受講することができます。週に1度だけ、学びたい教科だけ、という要望に特化することができます。まずは聴講生として学校の授業へ参加、その後入学する、ということも可能です。
企業へ
就職する
・書道用品店
・表具店
・冠婚葬祭サービス業
・その他サービス業等※就職を希望される方は2年進学時に就職活動が必要です。
取得資格
本校を卒業した方には、卒業証書と関西書芸院免許状を発行しております。
卒業生インタビュー
お2人の卒業生に学校のこと、書作活動や教室のこと、いろいろお話していただきました。
本校への入学のきっかけ
書の道へ進みたいと思い、高校の書道の先生に相談して学校を紹介していただきました。パンフレットを見て決めたと思います。
学校生活での思い出
当時は40人ほどのクラスで、アルバイトと両立しながら通いました。バスで墨見学、筆見学に行きましたね。よく遊び、よく学びの言葉通り、楽しい学校生活を過ごしました。先生方には今でもお世話になっていますが、相談にのっていただいたり、励ましていただいたり本当に感謝しています。
書道教室の運営について
卒業と同時に自宅や、地域の公民館などで開塾しました。競書雑誌「関西書芸」は教育指導法を実践で活かせるようになっているので教室を開きたい人にとってはとてもありがたいこと。大変なことはもちろんありますが、やりがいの方がはるかに多く、成長を感じることがとても楽しい。教室はピリッとした空気感と礼儀作法を伝えることも大事にしています。そして書が大好きな子を1人でも多く育てたい、と奮闘しています。
作家活動に対しての思い
書活動をすることは、苦しい。苦しいけれど、自分のやってきたことが作品に成果として表れる。去年より今年、今年より来年、と「今のベストの作品を書きたい」という思いでいます。そうやって二十数年経ちましたが、書に対する気持ちは学生の時よりも今が熱く、当時よりも深くはまっているように思います。書の奥深さ、面白さ、底なしです!
学校や展覧会へ見学に行ってみて実際に見てください。
まずそこからがスタートですね。
本校への入学のきっかけ
私はホームページで関西書道専門学校を知りました。教育指導法があり、指導方針にも魅力を感じ、思い切って父親に相談し、大学を卒業してからここへ来ようと決心しました。
学校生活での思い出
私たちの頃は学生が10名程度。まず書く量の多さに驚きました。学校で書く時間よりも自宅で書く時間が断然多くて、まさに書道三昧。だけど無心に紙に向かう日々は充実していた思います。さらに驚いたことは先生方もご自身の書作活動で日々研鑽をされているということ。「先生は指導だけする人」というイメージは消え、書道に対する考え方そのものが変わりました。お昼には弁当を広げて色々な年代の人たちとのおしゃべり。これが癒やしの時間でした。
書道教室の運営について
自宅で教室をしています。少しずつ上達する姿を実感できるのは指導していてとても嬉しいです。わかりやすく的確なアドバイスができる指導者になることが目標ですが、知識と経験がまだまだ足りないのでしっかり積み重ねたいです。関西書芸院の主催する「指導者講習会」などで定期的に学ぶ機会があることは大変ありがたい環境です。元気な子どもたちからパワーをもらって一緒に成長していきたいです。
作家活動に対しての思い
生活の中心が「書」だったところへ、結婚、出産を機に家事、育児に追われるようになりました。書けてないな、と反省する気持ちと、子どもが小さいうちは母親としてできる限りのことはしてやりたいという気持ちとの葛藤は常にあります。けれど、自分のペースで継続しできるだけ長く続けたいと思っています。
学校での3年間が基礎になり今の私があります。
優秀な講師陣と広い教室。すごくいいですよ!